憲法2-04 精神的自由権
この章では、①思想・良心の自由、②信教の自由、③政教分離、④学問の自由、⑤表現の自由について学んでいきます。
まず、思想・良心の自由と信教の自由について、その内容として、どのような内容があるのか、確認してみてください。
思想・良心の自由については、テキストp73と74の判例が、本試験未出題の重要判例ですので、再受験生の方は、両者の違いに注意しながら、ざっくりと判旨を読んでおいてください。
憲法の判例は、ひとつひとつをバラバラに学習するのではなく、同じテーマの判例をヨコに比較しながら学習していくと、両者をより良く理解することができます。
最近の本試験では、判例の結論だけでなく、判例のロジックや理由付けなども問われていますので、是非、判例を理解するようにしてみてください。
次に、テキストp92以下で、表現の自由の保障根拠について、2つの視点から理解してみてください。
テキストp96以下の表現の自由に関する判例は、表現の自由に対する国家の規制が、憲法21条に反しないかどうかが争われた判例です。
ひとつひとつの判例については、復習するときに、じっくりと読み込んでほしいと思いますので、予習の段階では、どのような規制が問題になっているのか、その種類を確認しておいてください。
事前抑制・検閲
内容規制
内容中立規制
最後に、テキストp115以下で、報道の自由・取材の自由、テキストp119以下で、集会の自由・結社の自由が、表現の自由の中に含まれることを良く理解しておいてください。
テキストp116の判例は、本試験でも頻出している重要判例ですから、再受験生の方は、本試験の出題のツボを確認しておいてください。
行政書士試験の憲法は、本試験に頻出している判例がありますので、こういう頻出判例については、事前にしっかりと判例のロジックまで掴んで欲しいと思います。